真空技術ガイド

Technical Guide

単位換算

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換算値

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Pa 単位についての説明
Pa
1 Pa 圧力のSI単位
1m²あたりに1Nの力が作用するときの圧力
kPa
キロパスカル
1000 Pa 1kPa=1000Pa
MPa
メガパスカル
1×10⁶ Pa 1Mpa=10⁶Pa
Torr
トール
133.3 Pa 最初に使われ始めた圧力の単位はmmHg(水銀柱ミリメートル)
Torrは水銀柱の実験を行ったトリチェリ博士の名前に由来し後から作られた単位で、1Torr≒1mmHg
1Torrは0℃における高さ1ミリメートルの水銀柱が与える圧力
今ではPaに置き換わったため、Torrは古い真空計でないとあまり見かけない
ちなみに1気圧は760Torr(mmHg)
atm
アトム
1.013×10⁵ Pa 国際的な標準大気圧
1atm=101345Pa
kgf/cm²
キログラムフォース毎平方センチ
9.807×10⁴ Pa 1cm²あたりに1kgの重さが作用するときの圧力
工業系で良く使用される
1kgf/cm² = 98066.5 Pa
psi
ポンドスクエアインチ
6894.76 Pa ヤード・ポンド法の単位
1in²あたりに1lbfの重さが作用するときの圧力 =lbf/in²
bar
バール
1×10⁵ Pa 気圧を表すために作られた単位
cgs単位系での圧力の単位b(バリ)が元となっている
1bar=10⁵Pa
mbar
ミリバール
100 Pa かつて気象分野で使用されていた単位
日本では次のように移り変わっていった
mmHg→mbar→hPa
1mbar=10⁻³barであり、アメリカでは現在も使用されている
Pa・m³/s 単位についての説明
Pa・m³/s
パスカル・立方メートル毎秒
1 Pa・m³/s 漏れ(リーク)量の単位として使用される
気体の密度は圧力や温度に影響されるため、
温度は一定の理想気体とみなして表す
これはベースの圧力をPaで表す場合の単位
Torr・L/s
トール・リットル毎秒
0.133 Pa・m³/s ベースの圧力をTorrで表したもの
lusec
リューセック
133.322 Pa・m³/s 1Lusec=1µmHg・L/s=0.001Torr・L/s
排気速度を表す際に使用される
atm・cc/s
アトム・立方センチメートル毎秒
0.101 Pa・m³/s ベースの圧力をatmで表したもの
sccm
標準立方センチメートル毎分
0.002 Pa・m³/s standard cc/minのこと
多くの場合、1atmかつ0℃の標準状態時の流速を表す
メーカーによって、温度は0℃ではない場合もあるので注意
slm
標準リットル毎分
1.689×10⁻⁶ Pa・m³/s 1slm=1000sccm
mol/s
モル毎秒
2271.1 Pa・m³/s アボガドロ定数 6.0221415×10²³、ボルツマン定数 1.3806505×10⁻²³とする
m³/s 単位についての説明
m³/s
立方メートル毎秒
1 m³/s
m³/min
立方メートル毎分
0.017 m³/s
m³/h
立方メートル毎時
2.778×10⁻⁴ m³/s
L/s
リットル毎秒
0.001 m³/s
L/min
リットル毎分
0.017 m³/s
単位についての説明

セルシウス度
1  摂氏度とも表す
水の氷点を0℃、沸点を100℃として定めた温度単位

ファーレンハイト度
-17.222  華氏度とも表す
水の氷点を32℉、沸点を212℉として定めた温度単位
アメリカやカナダで使用されている
K
ケルビン
-272.15  温度を表すSI単位
絶対温度の単位で、原子や分子の熱運動がほぼなくなる温度を0Kとしたもの
0K=-273.15℃
単位についての説明
mm³
立方ミリメートル
1×10⁻⁹  1mm³=10⁻⁹m³
mL
ミリリットル
1×10⁻⁶  1mL=10⁻³L
L
リットル
0.001  国際的に大文字表記に変更された単位
小文字のlは1と混同しやすいため
日本では2010年までℓと小文字筆記体で表記されていた

立方メートル
1  SI単位における体積の組立単位
立米(りゅうべい)とも呼ばれる
縦×横×高さが1m×1m×1mの時の体積
U.S.gal
アメリカ液量ガロン
0.004  ヤード・ポンド法の単位
ガロンという単位は国によって定義が異なる
ここではアメリカの液量ガロンについて表示している

ごう
1.8×10⁻⁴  尺貫法の単位
ここでは1合=180mLとしている
米の単位としては1合≒150g

しょう
0.002  尺貫法の単位
1升=10合 用例:一升瓶
米の単位としては1升≒1.5kg

0.018  尺貫法の単位
1斗=10升 用例:一斗缶
米の単位としては1斗≒15kg(4斗=1俵≒60kg)

こく
0.18  尺貫法の単位
1石=10斗 用例:百万石
米の単位としては1石≒150kg
N 単位についての説明
N
ニュートン
1 N 力を表すSI単位
1 N=1 kg⋅m/s²
「1kgの質量を持つ物体に1m/s²の加速度を生じさせる力」
kN
キロニュートン
1000 N 1kN=1000N
kgf
キログラム重(フォース)
9.807 N 質量1kgの物体が標準重力加速度のもとで受ける、重力の大きさ
重量1 kgに相当する力
lbf
ポンドフォース
4.448 N ヤード・ポンド法の単位
質量1lbの物体が標準重力加速度の下で受ける、重力の大きさ
重量1 kgに相当する力
N・m 単位についての説明
N・m
ニュートンメートル
1 N・m トルク(モーメント)のSI単位
ある1点の回転軸に対して物体を回転させる力を表す
身近なところではペットボトルのフタを回す力など
cN・m
センチニュートンメートル
0.01 N・m 1cN・m=0.01N・m
kgf・cm
キログラムフォースセンチメートル
0.098 N・m 1kgf・cm=0.01kgf・m
kgf・m
キログラムフォースメートル
9.807 N・m Nではなくkgfを用いたトルクの単位
SI単位への移行以前にはこちらが使用されていた
現在でも使えるが、正式にはN・mを使用のこと
lbf・in
ポンドフォースインチ
0.113 N・m ヤード・ポンド法の単位
単位についての説明
mm²
平方ミリメートル
1×10⁻⁶  1mm²=10⁻⁶m²
cm²
平方センチメートル
1×10⁻⁴  1cm²=10⁻⁴m²
dm²
平方デシメートル
0.01  1dm²=10⁻²m²

平方メートル
1  面積のSI単位
1m×1mの面積を表す
km²
平方キロメートル
1×10⁶  1km²=10⁶m²
a
アール
100  土地の計量にのみ用いることができる単位
国際単位系では使用不可
ha
ヘクタール
1×10⁴  国際単位系でも使用が認められている
1ha=100a
ac
エーカー
4047  ヤード・ポンド法の単位
1ac=1ch(チェーン≒20.12m)×1fur(ハロン≒201.17m)
(1fur=10ch)
くびきにつないだ2頭の牛が耕せる畑の面積が基準となった
in²
平方インチ
6.452×10⁻⁴  ヤード・ポンド法の単位
ft²
平方フィート
0.093  ヤード・ポンド法の単位
yd²
平方ヤード
0.836  ヤード・ポンド法の単位
mile²
平方マイル
2.591×10⁻⁶  ヤード・ポンド法の単位
帖(畳)
じょう
1.62  尺貫法を元にした単位で、畳(たたみ)の枚数で面積を表す日本独自の単位
畳(たたみ)の大きさは地域によって異なることもあり、現在、不動産関連の公正競争規では
「1帖=1.62m²以上」の意味で用いるように指示されている
また近年では、和室ベースの畳ではなく洋室にも使える帖が良く使用される

つぼ
3.306  尺貫法の単位
明治の度量衡法にて36平方尺(=400/121m²(≒3.3058m²))と定義された
その後に制定された計量法では、取引における坪の仕様は禁止されている
大体、畳(たたみ)2枚分が1坪であり、他の単位では30坪=1畝(せ)≒1a(アール)
m 単位についての説明

オングストローム
1×10⁻¹⁰ m 1Å=0.1nm=10⁻⁷mm
現在の国際単位系では使用を認められていない
利便性が良いので、電磁波の波長、膜厚、結晶格子など
光学分野では今でもよく用いられている
nm
ナノメートル
1×10⁻⁹ m 半導体分野で頻出の単位
分子生物学や光学分野でも使用する長さ
µm
マイクロメートル
1×10⁻⁵ m µmのµについては、
SI単位の規定ではµと立体(ローマン体)表記が正しく、
μのように斜体での表記は誤りである
mm
ミリメートル
0.001 m 1mm=10⁻³m
cm
センチメートル
0.01 m SI単位系が世界標準となる前、CGS単位系においての基本単位であった
m
メートル
1 m 長さを表すSI単位
真空中で1秒の1/299792458の時間に光が進む行程の長さ
km
キロメートル
1000 m 1km=1000m
in
インチ
0.025 m ヤード・ポンド法の単位
1/12ft
元々は、男性の親指の付け根の幅と定義された
ft
フィート
0.305 m ヤード・ポンド法の単位
元々は、脚のつま先からかかとまでの長さとされた
yd
ヤード
0.914 m ヤード・ポンド法の基本単位
1yd=3ft
元々は、手を広げた時の指先から顔の鼻先までの長さとされた
mi
マイル
1609.3 m ヤード・ポンド法の単位
1mi=8fur(ハロン),1fur=10ch(チェーン),1ch=22yd
ラテン語で千を意味するmileに由来する
元々は、2歩分の歩幅を表すpassusの千倍が1mileとされていた

0.003 m 尺貫法の単位
十進法において、様々な単位や割合の1/10を示す

すん
0.03 m 尺貫法の単位
1寸=1/33m
元々は、男性の親指の幅を指した

しゃく
0.303 m 尺貫法の単位
1尺=10寸
元々は、親指の先から中指の先までの長さを指した

けん
1.818 m 尺貫法の単位
1間=6尺,1間×1間=1坪
日本固有の単位で、建物や道幅に使用された
ly
ライトイヤー(光年)
9.46×10¹⁵ m 主に天文学分野で用いられる
光が自由空間かつ重力場及び磁場の影響を受けない空間を
1ユリウス年の間に通過する長さ
ユリウス年とは1年を365.25日(31557600秒)とした時間の長さ
kg 単位についての説明
mg
ミリグラム
1×10⁻⁶ kg 1mg=1/1000g
g
グラム
0.001 kg メートル法によって新しく定められた単位で、ギリシャ語のγράμμα(グラマ)に由来
元はこちらが質量の基本単位であったが、作られた原器が1kgであったため再定義された
kg
キログラム
1 kg 質量のSI単位
かつてはキログラム原器の質量として定義されていたが、2019年に変更された
プランク定数を6.62607015×10⁻³⁴Js(kg m² s⁻¹)とし、
メートルと秒の定義を組合せて導かれる
t
トン
1000 kg ヤード・ポンド法の単位が元になっており、古フランス語で樽を表すtonneが語源
ヤード・ポンド法でも現存する単位だが、ここではメートル法のトンについて表す
メートル法制定後、長らくミリ(m)からキロ(k)までしか接頭語が存在しなかったため、
それ以上の1000kgを表すものとしてトン(t)が導入された経緯がある
gr
グレーン
6.48×10⁻⁵ kg ヤード・ポンド法の単位
元々はメソポタミア地域において大麦1粒の重さとして定義された
現在では弾頭重量を表す際に使用されている
1gr=1/7000lb
oz
オンス
0.028 kg ヤード・ポンド法の単位
言葉の語源はラテン語で1/12を意味するuncia(ウンキア)で、inchと同一語源
単位記号は、古イタリア語で少しの~を表すonza(オンス)が語源
なぜか1lbの1/16を表すようになった
lb
ポンド
0.454 kg ヤード・ポンド法の単位
1lb=7000grで主食の1日分のパンになる量
元は天秤を表すラテン語、libra(リーブラ)からlbの記号が使われ始めた
~リブラの重さを表すlibra pondusから、pondusが別名となりpoundへ変化した

もんめ
0.004 kg 尺貫法の単位で日本固有の物
一文銭の質量であることから、文目(もんめ)と呼んだことに由来する
現在では貫の重さが3.75kgと定義され、匁はその1/1000と規定されている
ちなみに現在の5円玉は1枚1匁(3.75g)

りょう
0.038 kg 尺貫法の単位
1/100貫=15/400kg

きん
0.6 kg 尺貫法の単位で1斤=600gである
舶来品に対しては1lbに近い120匁(450g)を1斤とし、これを英斤と呼んだ
この名残で現在では食パン(≧340g)の計量単位としてのみ使用されている

かん
3.75 kg 尺貫法の単位
銭貨1000枚を束ねる道具、銭貫(ぜにつら)が元となっている
後に転じてその重さ(1000匁)が質量単位としての貫となった
1891年にキログラム原器の質量の15/4と定義された
s 単位についての説明
ms
ミリ秒
0.001 s 身近なところでは、コンピュータで時間を扱う際や
ストップウォッチなどの最小単位である
s
1 s 時間のSI単位
セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する
放射の周期の9192631770倍に等しい時間
歴史的には、地球の自転の周期の長さを基に定義されていた
min
分(ふん)
60 s 現在の定義は60秒
minはラテン語で「1番目の小さい部分」を表す言葉、pars minuta primaからきている
その後に作られた秒には、「2番目の小さい部分」を表すpars minuta secundaが
使われるようになり、secundaだけが残りsecondになったといわれている
h
3600 s 1時間=60分
d
8.64×10⁴ s 1日=24時間
古代においては時間の基本単位
w
6.048×10⁵ s 1週間=7日
7日単位となった起源は古代バビロニアにまでさかのぼるとされている
y
3.154×10⁷ s 1年=約365日
J 単位についての説明
eV
エレクトロン(電子)ボルト
1.602×10⁻¹⁹ J 電子一つが1Vの電圧で加速されるときに得られるエネルギー
MeV
メガエレクトロンボルト
1.602×10⁻¹³ J 1MeV=10⁶eV
J
ジュール
1 J エネルギー、仕事、熱量、電力量を表すSI単位
1Nの力がその力の方向に物体を1m動かすときの仕事
イギリスの物理学者、ジェームズ・プレスコット・ジュールに因む
cal
カロリー
4.183 J ラテン語で熱を意味するcalorが語源
かつては広く使用されていたが、J(ジュール)が定義されたのちは
栄養学など一部の分野でのみ使用されるにすぎない
kcal
キロカロリー
4183.283 J 1kcal=1000cal
W・h
ワット時
3600.09 J SI組立単位