製造事例

Product Introduction

ドラム型連続昇華精製装置 SP-13D

マントルヒーターを除いたチャンバーモデル

装置外観写真

有機化合物を減圧下で昇華・精製する、生産向けドラム型連続装置です。

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特徴

  • 生成物の回収部に水冷回転ドラム式の掻取り機構を採用することで連続的な回収を実現!
  • 大型昇華容器(るつぼ)と合わせて一度に大容量の昇華精製が可能です

想定用途

  • 有機化合物や半導体材料の高純度化
  • 昇華精製物の再凝縮と不純物の分離
  • 医薬品や香料の精製
  • 揮発性材料の回収

仕様

昇華容器に投入された材料は昇華部ヒータにより加熱・昇華され、連結部を通じてドラムチャンバへと進みます。
冷却されたドラム表面へ付着した試料は回転に伴いスクレーパで掻き取られ、下方の回収容器へと落下・堆積します。

装置構成

昇華部・ドラム部・回収部の各真空チャンバ、制御盤および冷却水分岐盤で構成されています

昇華部・ドラム部はマントルヒータにより個別に温度制御が可能です

昇華室は容量13Lまでの昇華容器を加熱することが出来ます

ドラムユニット

外部モータによって駆動される水冷回転ドラムは、循環冷却水で低温に保たれることで効率的に試料を吸着します

ドラム表面に吸着した試料はスクレーパで連続的に掻き取られ、ドラム下方の回収容器へ溜まります

標準仕様

  • 昇華容器(13 L)x 1
  • 回収容器(15 L)x 1
  • 手動温度コントローラx 3
  • ドラムコントローラx 1
  • PLCx 1
  • 冷却水デジタルフローメータx 2
  • ドライポンプx 1
  • ピラニ真空計x 1

仕様表

処理量 13L /バッチ
チャンバ・ドラム SUS316L製(SUS304可)
昇華・回収容器 SUS316L製(SUS304可)
加熱方式 マントルヒータ(3ゾーン)
制御方式 温調器による個別PID制御
温 度 500℃ (内部は450℃)
電 源 AC200V(三相) 50 A
本体サイズ W1000 x D1000 x H1530
重 量 360 kg

オプション

制御盤 タッチパネルディスプレイ
自動温度制御プログラム
真空排気系統 ターボ分子ポンプ
コンビネーション真空計
その他 コールドトラップなど要相談

標準価格・納期

  • 本体価格[税別]:1500万円~
  • 通常納期:5ヶ月